CIRPの組織・会員

CIRPの組織と運営

CIRP総会(General Assembly),理事会(Council),連絡委員会(Liaison Committee)によって統括され運営されている.

会長(President),副会長(Vice President)は毎年総会の席上で選出され,任期は一年である.副会長は翌年会長に就任する.日本からは1984年に会長として佐田登志夫氏,1996年度に吉川 弘之氏,2004年に稲崎 一郎氏,2014年に上田完次氏,2020年に光石衛氏が会長に就任した.

CIRP会員

会員は正会員(Fellows),副会員(Associate Members),栄誉会員(Honorary Fellows),名誉会員(Fellows [Emeritus]),賛助会員(Corporate Members),リサーチアフェリエイト(Research Affiliates)から成る.
正会員(Fellows):
副会員になった後に達成した一定の貢献と成果をもとに,国籍の異なる2名の正会員によって推薦され,所属する国の正会員3分の2以上の賛同を得て,総会に候補者として提示される.さらに正会員の投票を経て,総会の席上で認められる.正会員の数は一国あたり15名以内に制限されている.
副会員(Associate Members):
正会員の推薦により理事会で選出される.CIRPの会合に出席することができ,科学技術委員会に所属して活動することができる.副会員に推薦されるためには,予めCIRPの活動に参加して応分の貢献をすること,当該分野において十分な研究実績を上げていることが求められる.
栄誉会員(Honorary Fellows):
CIRP活動に特に貢献した正会員であって,終身その資格を有し,正会員と全く同じ権利を有する.
名誉会員(Fellows [Emeritus]):
申し出に基づく審査を経て終身の名誉会員に指名される,CIRP Annals以外のCIRPの出版物を受け取ることができ,総会やその他の集まりに出席することができる(我が国では,会員の活性化を図るため,内規として65歳で正会員を引退することとしている).
賛助会員(Corporate Members):
CIRPの趣旨に賛同し,賛助会費を納める企業または研究機関である.正会員の提案によって理事会で承認を得る.CIRPの会合に加わることができ,2名の代表者を送ることができる.
賛助会員申込み要領
リサーチアフェリエイト(Research Affiliates):
正会員の推薦によりCIRP活動に参加する若手の会員であり,推薦時に36歳以下でなければならない.

CIRP JAPAN 会員名簿

「 賛助会員入会のご案内 」に掲載

科学技術委員会

CIRPの活動範囲に含まれる研究を促進し,専門家間の協同研究を進展させるために,総会は現在10の科学技術委員会(Scientific and Technical Committee)を設けている.各究委員会の対象とする研究分野は理事会によって定められる.これらの委員会の主査(Chairman)は各委員会で指名され,理事会並びに総会で承認される.

  • A  ライフサイクル工学と組み立てLife Cycle Engineering and Assembly)
  • C  切削加工(Cutting)
  • Dn      設計(Design)
  • E  電気・物理・化学加工(Electro-Physical and CHemical Processes)
  • F  塑牲加工(Forming)
  • G  砥粒加工(Abrasive Process)
  • M  工作機械(Machines)
  • O  生産システムと組織Production Systems and Organizations)
  • P  精密工学と計測(Precision Engineering&Metrology)
  • S  表面(Surfaces)